経絡についてや診断法について
鍼灸、あん摩指圧マッサージはいくつかの診断法で問題点を探っていきそれを参考にして施術に役立てています。
経絡はあるのかないのか?
臨床現場に出ると経絡現象を観察することになった。
施術を受けると体験としても経絡現象が出てくる。
最初は経絡を信じていなかったが、認めざるを得なくなった。
卒業してから呼吸器疾患で来院した人がいて胸から喉にかけてつまる感じがして、辛いと訴えてきた。
今思えば、ウツから回復期の人だ。
どうにかならないかと言われ普通の首こり肩コリ指圧をした。
ガチガチに凝っていたがこれを弛めて次回様子を聞かせてもらった。
二回目の時に、つまり感はあまり変わらないとのこと。
経絡図を眺めていて呼吸器は何処だ?と。
当然肺経。
喘息の時は、尺沢というツボを思い出して尺沢のコリの強い所を持続圧をしばらくかけてみた。
そうしたら患者がウォーと声を上げて下腹部から付き上がってくるのは何ですか?と聞いてきた。
何処まで上がりますか?と聞きながら教えて下さいとイイながら持続指圧を続けた。
気管支を通って喉でぶつかっていると。
ここで何で下から気管に上がったカンジがするのかと思った。
そうだ、これは流注じゃないかと気がついた。
実は腎経でも上に上っていった。
こういう体験を何度も繰り返すと流注は大切で感じる人には使えると思った。
経絡を動やったら覚えられるかという人がいるが、これは体験や体感、イメージで刷り込むのが身に付くのではないかと思います。
奇経を含めてああいうカラダのシステムがあると実感しています。
こういう経絡の感じは出る人と出ない人がいる。
最初はこういうことが分からなかった。
下手くそだから経絡ヒビキが出ないと自分を残念に思っていた。
そういうのもあったと思うけど今はそういう体質の人がいるんだと思う。
そうでない人もいる。
あれば経絡が参考になる。
なければ、触った感じで筋肉や皮膚が「ゆるむ」「ゆるまない」などの変化が分かることだ大切になる。
どっちも出来ることが大切だと思います。