いつの時代も経穴を覚えるのは、大変で工夫が必要

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学生時代の経穴概論は、漢文を読まされて結構辛かった。
大学出の文系の人たちは、それなりに使え使え呼んでいたが、私には非常に苦痛だった。

当時の医学史の資料は江戸時代のものだったので白文だった。
もっと漢文を勉強しておけばよかったと思ったさ。

また疾患の名前も江戸から明治時代の単語と旧漢字だったので余計外国語を読んでいるようだった。
全くいつの時代の教科書なんだと思ったら昭和15年皇紀2600年の秋になっていた。

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経穴もボタンのように押したらすぐに効果が認められたら面白いのだろうけれど、どっこい身体はそんなに簡単ではない。

学生時代は、経絡毎に経穴を一つ一つ声に出して覚えていった。
昼間(私は夜のクラス)のクラスは、タダひたすら「経穴経」と呼ばれるお経のようなものを一年間読まされていたようですごく不人気な授業であった。

順序どおりの丸暗記は、途中から聞かれるとツボが混乱しやすい。

経絡は、帯脈以外は、縦のラインだけれど、流注から暗記しなければいけなかったのでそれなりに覚えるのが困難だった。
結局3年間でも半分も終わらなかった記憶がある。

そんな授業で試験で大丈夫だったのか?

これが大丈夫だったんだな。
今のような国家資格ではなく、都道府県単位の試験だったので県によっては、すごく優しくてヤマを働かせることが出来た。

もう一つは盲学校の生徒も一緒に試験だったので、あまり難しくしなかったのではないかと思った。

勉強は最初の方は集中力もあるので覚えやすいので、肺経、大腸経、脾経辺りは、何とか覚えられたが、脾経の胸のラインの複雑な動きがアウトだった。

臨床では、経絡図を眺めて確認しながら使っています。
間違えるよりいい。

治療の中では、どうやってツボを選んでいるのか考えてみたら、訴える症状と問題点を分けて考えて、推測し、指圧を進めながら特定していくことが多いのです。

ハリでは、やはり触診指圧してから使うツボを決定します。
症状が体幹にある場合はね四肢の関連筋の緊張硬結を探していきます。
最初は、丹念に全身治療を時間バランスでやってきたのですがね緊張硬結が分かるようになれば、そのパターンも崩れて問題点氏と関連筋だけで調整するようになりました。

私は経絡方向をあまり考えて治療をしていません。
指圧のヒビキで仕事をしている方は、納得していただけると思いますが例えば、尺沢にコリがあれば、ヒビクのは、問題点の体幹部だからです。

またヒビキと流れの方向は、違うのかもしれないですが。
この流羽ちょっとした工夫で逆転します。
経絡ヒビキは経絡の通りに響くこともありますが、経絡と関係なくヒビくこともよく経験します。
ヒビキは、帯状になっていてスピードもゆっくりとした速さです。
経絡を否定される方もいますが(私も当初否定していました)この概念は、後々臨床で行き詰まったときや過敏な方が来たときには、とても役立ちました。

解剖生理学的に何でも上手く行くわけではないので。
流注で感じる方もいましたので、それは何を相手が感じているのかを考える時には役立ちました。

経穴を覚えるときは、声を出して触ってみて目で見てと五感で覚えるのがいいと思います。
学生時代の経穴の勉強では学校教科を中心に学習をしました。
この私の教科書は最近校正し直して新しい形で生まれ変わっています。
この本は、資料としてとてもおすすめできます。

前の版は誤字や脱字もあり、授業では、それを読みながら先生が修正していくとい来ました。
主知症や鍼の深さ、お灸壮数もあり、参考資料にツボごとのいろいろな資料が提示されているのもおすすめの理由。

Amazonとかでは手に入りませんが、新大久保の東洋鍼灸専門学校で手に入るかもしれません。
ダメだったら知り合いの在学生にお願いして買ってもらいましょう。

最近は、経穴に関する書籍がいろいろ出ているので目移りしてしまうのですが、大きい物だと持ち歩いたり、見たりするのに不便なので、コンパクトなタイプがいいですね。

私がおすすめなツボの本

山下詢先生の名著
解剖学的に探しやすい説明。

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臨床にすぐ役立つはり入門―毫針
絶版になっていますが、あとで読んでもまだまだ気付かされることの多い本です。
古本でゲットしましょう。

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¥1,200から
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上地栄先生の本
実践的なツボのとり方と何に効果があったか書かれています。
臨床家向きです。

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体表解剖で骨や筋肉に関して書かれて経穴の下の構造がどうなっているのかがイメージがつくのは、大事です。
ただ深さは、刺すという前提で書かれていて、刺さない法が良い場合もあったりして、自分的には、当時の中国で出版されていた一定の深さに刺鍼する本は、誤解を招くだろうなって思います。

実際に鍼を刺入する時に何を狙ってどう変化させるかですが、ほんとに刺鍼が必要なのか?という場合の見分け方無しでいいのかって思ったりもします。

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