経絡を覚える・胃経

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胃経は、顔から首、胸、腹、橋を通って足先につらなる長い経絡です。
45のツボが並びます。
胃経は、お腹の調整ばかりではなく姿勢にも影響し、腰痛にも使われるツボがあります。

肺経、大腸経は、経絡図のように感じることが多いのですが胃経となると顔などは、ちょっと順路が複雑でこのような順序で感じるのかどうかは、分かりません。
ただ 藤田六朗先生の「経絡学入門 臨床応用篇」という本によれば写真付きで鍼響を幅のあるラインで写真で紹介しています。
実際このように感じる人がいるのかと思いました。

また胃経は流注が興味深いです。
迎香穴から上って膀胱経の清明穴に交わります。
そこから下がってツボがスタートします。

 

鼻に起こり下って鼻の外に交わり、(承泣穴、四白穴、巨髎穴)を循り、上歯の中に入り、還り出て唇を循り、下って承漿穴で左右が交わる。ついで下顎下縁を循り大迎穴から頬車穴を循り、耳前に上り客主人穴を過ぎ、側頭髪際を循り額顱に至る。その支なるものは、大迎穴の前より人迎穴に下り、喉嚨を循り缺盆穴に入り、膈を下って胃に属し脾を絡う。
その直行するものは、缺盆穴より乳の内廉に下り、下って臍を挾み気衝穴に入る。
その支なるものは、胃口の下に起こり、腹中を循り下って気衝穴に合す。気衝穴から大腿前外側を下り、膝関節を循り、下腿前外側を下り先の本経に合する。
その支なるものは、衝陽穴から別れて第1指に至り、足の太陰脾経に連なる。

大腸経の終点である迎香穴より起こる。
鼻筋を上って両目の間で鼻筋が低くなっているところで左右から交わる。
そして分かれて膀胱経の清明穴のところを通り、目の直下承泣穴、四白穴、巨髎穴を経て巨髎穴より上歯の歯根に入り水溝に交わってふたたび出て地倉穴をめぐり、左右から下唇をめぐって正中の承漿(任脈)にで交わる。

それから下顎の後ろにまわり一つの枝は、前額部へ、一つは頸動脈を沿い、咽頭部をめぐって鎖骨上窩に入り、横隔膜を下って胃に帰属して脾をまとう。さらにもう一つは、乳の線の内側をヘソを挟んでおり、足の外面前足を通って足の第二指に終わる。

  • 承泣(しょうきゅう)
    眼精疲労や目の疾患
    四白と比較して反応のある方を使う。
  • 四白(しはく)
    眼疾患、蓄膿症で反応あり。
  • 巨髎(こりょう)
    上歯痛、眼疾患、蓄膿症
  • 地倉(ちそう)
    顔面神経麻痺に糸状灸
  • 大迎(だいげい)
    歯痛、顔面神経麻痺、三叉神経痛
  • 頰車(きょうしゃ)
    大好きなツボ。顎関節症、口がうまく開かないなどに使う。
    顎関節由来の耳鳴り、耳のつまり感に使って効果があった。。
  • 下関(げかん)
    口を開けると塞がる位置に取る。
  • 頭維(ずい)
    咀嚼して動くところ。
    目の使いすぎで視力が落ちる、歯ぎしりなどの偏頭痛に反応があり効果あり。
    この側頭筋の付着部にコリを揉んでほしいというオーダーがある。
    ※下関から頭維に上る。
  • 人迎(じんげい)
    胸鎖乳突筋の前縁。動脈が触れるところ。後縁が伏突穴。
    血圧降下。咳止めなど自律神経の調整に使われる。
  • 水突(すいとつ)
    胸鎖乳突筋の内側。天鼎(大腸経)とならぶ。
    気管の問題。
  • 気舎(きしゃ)
    天突と並ぶ胸鎖乳突筋の内側。
    咽喉の問題に使う。
  • 缺盆(けつぼん)
    肺尖に刺激されやすいので自分的には、あまり使わない。
  • 気戸(きこ)
    鎖骨の下。乳首線上。
    呼吸器系不調で使う。咳のひどい人、喘息の人は、胸筋が凝っている。
  • 屋翳(おくえい)
    乳首線上。第二肋間と第三肋間の間。
    呼吸器、心臓疾患。
  • 庫房(こぼう)
    乳首線上。第二肋間
    呼吸器、心臓疾患。
  • 膺窓(ようそう)
    乳首線上。屋翳の下一寸六分。
    乳腺炎
  • 乳中(にゅうちゅう)
    禁鍼灸穴
    パートナーの乳首を刺激すると胃が動くのが面白かった。やはり胃に通じるのね。
  • 乳根(にゅうこん)
    ここまで乳首線上。心尖拍動で指頭に触れるところ。
    嚥下困難、シャックリに特効ありと深谷灸法に記載されている。
  • 不容(ふよう)
    巨闕の二横指半外側
    不容から滑肉門まで意識して使ったことがない。
    胃の問題。
    喘息の記載があるが使う価値はあると思った。
  • 承滿(しょうまん)
    不容の下一寸
    不容から滑肉門まで意識して使ったことがない。
  • 梁門(りょうもん)
    承滿の下一寸
    痔疾に効果ありか。今度使ってみよう。
  • 関門(かんもん)
    梁門の下一寸
    遺尿症に効果あるそうです。
    意識して使ったことがありません。
  • 太乙(たいいつ)
    関門の下一寸
    遺尿症に効果あるそうです。
    意識して使ったことがありません。
  • 滑肉門(かつにくもん)
  • 太乙の下一寸
    腎炎、腎盂炎、そして耳の病、中耳炎、耳鳴に効果あるそうです。
    意識して使ったことがありません。
    面白そうなので今度意識してみよう。

  • 天枢(てんすう)
  • ヘソの二横指横
    便秘、下痢のツボ。
    中脘と天枢三穴にお灸を続けると3ヶ月で便臭が消えるそうです。

  • 外陵(がいりょう)
    天枢の下一寸。
    使ったことがない。
  • 大巨(だいこ)
    外陵の下一寸。
    おおこのツボいいね。男の中折れに使えるよ。
    精力減退。
  • 水道(すいどう)
    天枢の下三寸。
    腎、膀胱、子宮の病。
  • 帰来(きらい)
    中極の傍ら二寸。
  • 気衝(きしょう)
    帰来穴の一寸下、圧痛部。
    この部分は、指圧ではよく使っている。
  • 髀関(ひかん)
    大転子の前面陥凹部。
    膝痛、大腿の屈伸不能。
    私は腰痛によく使う。ここに指圧や鍼をすると大腿直筋が伸びて膝痛や腰痛が緩和する。
    主知症のひとつ腸疝痛は、おそらく腸腰筋の痙攣のようなものではないかと想像する。
  • 伏兎(ふくと)
    坐骨神経痛。
    伏兎三点は、不感症のツボ。特異の圧痛点があれば不感症。
  • 陰市(いんし)< 膝の上三寸。梁丘の上一寸。 膝の冷えと下腹部の冷え。 これは、響きが出れば、いい確率で温まると思います。
  • 梁丘(りょうきゅう)
    胃痙攣の電気鍼での症例を谷美智士先生の本で読んだことがあるが試したことがない。腹痛に効果あるそうだ。※膀胱経の承扶、坐骨結節辺りの強圧で胃潰瘍の胃痛が収まる事は、体験したことがある。
    変形性膝関節炎などには、この辺りに大きなコリが出来る。このコリを調整すると関節の動きがとても改善するのは、よく経験する。
  • 犢鼻(とくび)
    膝眼穴とともに膝に水が溜まったときに使う。
    自宅でせんねん灸でもいい確率で膝の水が抜けていく。あんなお灸と失礼ながら思っていたが効果を膝で確認したときは、恐れ入谷の鬼子母神。お見逸れしました。
  • 足三里(あしのさんり)
    必ず使うツボ。
    鍼当たりで貧血を起こした人に使う。このツボがあってよかったと思った。
    足のダルさ、脚のむくみ、腰痛、消化器関係の調整で使う。
    いわゆる気が上った状態の時、気を落とすときにも使う。
    ※胃潰瘍で使うと胃が活発になり酷い胃痛が起きることがある。何度か失敗した。
  • 上巨虚(じょうこきょ)
    足の三里の下三寸。
    下肢の疲労の特効あり。
    足の三里、上巨虚、下巨虚の三穴は、「くも助灸」と呼ばれていた時代がある。
    駕籠かきがあった時代にお灸が活用されていたのだろう。

  • 条口(じょうこう)
    上巨虚の下二寸。
    胃の問題、脚の冷えなど。
    条口の外側一寸に豊隆穴。

  • 下巨虚(げこきょ)
    上巨虚の下三寸。
    下肢の疲労の特効あり。
    上巨虚から下巨虚までは、姿勢の重心で疲労することがあるので観察する場となる。
    野口整体の体壁を参照されたい。

  • 豊隆(ほうりゅう)
    条口の外側一寸
    神経衰弱とかヒステリーとか書かれているけど、頭に上った気を落とすのかと推測。

  • 解溪(かいけい)
    つま先を上げて足首中央の凹で圧痛の強いところ。
    よく体験するのは、腰痛のときに経絡テストで反応があれば、効果あり。
    高血圧では使ったことがない。
  • 衝陽(しょうよう)
    解谿から下に押し下げて止まったところ。第二、第三中足骨の接合部。動脈手に応ずるところ。
    顔のむくみ、かすみ目っていうのは面白いね。
    承泣、四白、清明に響くのかもしれない。
  • 陷谷(かんこく)
    第二、第三中足骨間を上にさすって手が止まるところ。
    足背水腫、顔のむくみなど。
  • 内庭(ないてい)
    第二、第三中足骨を開いて肌理の分かれ目。
    裏内庭は、使ったことがあるが内庭はない。

胃経と脾経は、セットで使っている。

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