30年前の按摩指圧マッサージの学校はひどかった。
私の学校だけなのかもしれないが、まず資格的なことは教える
技術的にことは教えない。

実際あの短い時間で教えるとなると卒後無理があると思った。
マッサージの時間など前腕で二年間が終わった気がします。

二年間で何を習ったのかというと
・軽擦法
・叩打法
・揉捻法

按摩はひと通り習った。
・拇指揉捏
・曲手
・按腹
・母乳マッサージ

指圧は三原則のみ

考えてみ見たら時間少なすぎるのでした。
西洋医学の授業が多くて実技や東洋医学が少ないなんて。
いま考えてもおかしな話だが現実だ。

小田原の学校に行っていた友達など学校側から「質問はしないよ
うに」と言われたと話していた。

その心は高学歴の人が生徒に多くなって質問されると困るからと
いうもの。
さすがに私の学校ではこんな馬鹿な話はなかったが。
こんなばかみたいな話ホントにあった時代があるのです。

 

30年前なので全学連世代の人たちがパラパラいたのでダメな先
生は突き上げられていた。
ダメな先生?書いてきた紙を読んだだけの先生。
逆に素晴らしい先生もいらっしゃって、なんでこの先生がここに
いるのという先生もいた。
こういう時は、ほとんど教室がシンとして静かに板書を書き写し
ていた。
病院で勤められているマッサージの先生は、前腕だけでも話が面
白かったのでいろいろ質問が出来た。

トレーナーの先生は天才といわれていたが、一度見せるだけ。
後は自分の勉強をしていた。
雑談には応じても技術的な話には乗って来なかった。

これじゃ三年いても習得できないというのがハッキリ数ヶ月で分
かった。
自分で出かけて勉強することにした。

恋人と一緒になったばかりだったので少しお金が欲しかった。
医道の日本という業界誌に求人欄があったので探した。
アルバイトでも給料のよさ気で勉強できるところ。

接骨院にあったので手紙で履歴書とアピール文を書いて送ったら
面接してくれた。
ここの接骨院は忙しくて7人位学生や柔整師がいた。
初日からマッサージさせられた。

出来ませんといったが押して撫でてくるだけでいいと。
5分位で終われといわれたが結局要領が悪くて10分くらいかかっ
てしまう。

リンパマッサージの本を読んでいたのでその要領でマッサージを
したら好評だった。

人は褒められると嬉しいものでますます頑張ってマッサージした。
いつの間にか指名もつくようになり、分からないことを学校で聞
くようになった。

ツボも習ったら試してみるようにした。
人にはビギナーズラックというのがあり。
勘違いはますます広がるのであった。

ひどい学校環境ではあったが、自分で考えるという行動と思考が
できて今は感謝している。