コリ(硬結)と圧痛点は按摩指圧・鍼灸のキモ
あん摩指圧は、科書通りのツボをただ漠然と使っても効果はあるのですがより効果を出すには反応のあるツボを使うことです。
ツボとは反応点。
硬結と圧痛点はツボになります。
硬結は筋肉や皮膚が部分的に緊張で固くなった状態です。
硬結は、皮膚の浅い部分や中位の部分にあるコリ。
圧痛点は、おして痛みの感じる点です。
強く圧せば痛みが出るではないか?
その通りです。
なので圧痛点のルールがあります。
適度な圧でおしてみて痛みが出るのを圧痛点とする。
適度って何?
正常なときには痛くない強さです。
適度な圧は人によって全く違います。
これは経験で覚えていきます。
適度な圧は、その人によって違うがちょうどいいおさえ方。
心地良いと感じるおさえ方を適圧と定義。
※何度も押して確認すると筋肉が変化して心地良さがなくなる。
強すぎる圧は防衛緊張が出やすいので逆効果のことが多いです。
弱い圧は、長く与え続けると人によって効果的な圧になります。
圧痛点は圧して痛みの感じる点とする。
強く圧せば痛みが出るではないか?
ここでルールが適圧で圧してみて痛みが出るのを圧痛点とする。
適圧は、その人によって違うがちょうどいい圧え方。
心地良いと感じる圧え方を適圧と定義。
※何度も押して確認すると筋肉が変化して心地良さがなくなる。
また指で圧えると中に応えるようなところ。
圧えると痛みや不快感が消える場所を圧痛点とする。
硬結とは、皮膚の浅い部分や中位の部分にあるコリ。
または結合織にあるコリ。
硬結(コリ)には圧痛なのあるところとないところがある。
まだはないところは、鈍くて痛い感じがすることも多い。
按摩指圧と鍼灸にはこの硬結(コリ)は大きな意味を持つ。
診断と治療点になるからだ。
この場を変化させることが按摩指圧・鍼灸の治療法といってもいい。
この圧痛点を上手に見つける方法の一つが按摩指圧で養った手の感覚だ。
それには意識して練習するしかない。
上手い下手は恐らくある。
あっても練習を続けることだ。
ただ漠然と練習しないことだ。
漠然としていてある日気がついて意識して練習するようになった。
そうすると手で触った世界観がある日大きく変わった。
15年目で大きく変わった。
漠然と練習していけばこの何分の1かで済んだかもしれない。
体表の体を見るには
・表面(皮膚)
・中(真皮 結合織)
・深い(筋肉浅め 深め)
鍼灸は関節まわり、また関節の隙に指を入れてチェックする。
一定の圧で三段階くらいイメージしながらさすったり圧したりする。
これが按摩指圧で毎回行う軽擦して指圧、揉捻の手技になる。
卒業してまだ一年から二年の方は毎日の臨床の中で硬結(コリ)の他にツボも意識して一圧し一圧し名前と場所を確認して見ると理解も効果も格段と上がることでしょう。
経絡上に現れたコリと圧痛点が同じ経絡上の遠くのツボで改善するかどうかのチェックしながら理解と体感を深めます。
コリ(硬結)と圧痛点探しの手を作るための参考書を紹介
触診技術は理由が分からないが按摩指圧・鍼灸ではあまり大昔から記録が残っていない。
多いのは脈診の書籍だ。
そこで触診技術向上に役立つ本を紹介したい。