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按摩指圧は虚実に補瀉する施術

・指圧や按摩はコリを対象にする!
・按摩コリに虚実がある。
・虚実に対応する技術が補瀉。

 

按摩指圧はシンプルな施術です。
虚実を探して補瀉するのみです。
虚実は前に書いたとおり経絡上のコリです。

 

経絡は幅のあるラインです。
コリは大きさが状態によって様々です。
問題が起きてすぐのコリは過緊張になります。

 

ゆっくり疲労して進むコリはゆるやかに緊張が始まります。
緊張は「実」と表現されます。
「実」も時間の経過とともに虚に移行します。

 

これは感じていましたが端的に分けて表現したのは以前紹介した
戸ヶ崎正男という鍼灸師が「思うツボ」の4型分類です。

 

戸ヶ崎正男先生はツボの状態に時間軸を加えました。

 

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この考え方で私の按摩指圧はずいぶんと見えることが多くなりました。
コリは深化するのでした。

 

虚とは力のない状態ですが、増永静人先生が表現している虚は三型?
四型の初期です。
これで増永先生の経絡指圧の書かれていることが氷解しました。

 

と脱線してしまいましたがコリに歴史ありです。
按摩指圧はコリを対象にします。
何故って体が表現したところだからです。

 

まったく健康な人は小さい子と同じでコリはありません。
揉んだり指圧してもただ不快かなんにも感じないだけです。
お前が下手だからだ!

 

なんていうつぶやきも聞こえそうですが筋肉が柔らかくて適度の運動している人はマッサージとかくすぐったくて仕方ないというひとも多いです。

 

こういう感覚は正常だと多くの人を施術して思います。
私達の仕事は調子が悪くて不快な状態をすべての人がくすぐったく感じるわけではないですが、不快なコリの状態から健康な状態に戻すことだと私は考えています。

 

 

補瀉

 

補は補うという意味です。
以前何を補うのか私には理解できませんでした。
これは体の虚した部分が正常に戻るという意味だと思います。

 

実は張った状態
これは瀉して抜く、または晴らすという意味に解釈しています。

 

増永静人先生はアメーバのように体液が移動するといったイメージで解説されています。
実の部分はは張っていて押すと痛い。
なので静かに圧える。
同じ経絡上に虚を探して持続圧をかける。

 

コレが経絡指圧のキモだと思います。
按摩は手技が多彩です。
実は早く動かす手技
虚は同じく持続圧。

 

 

実際の臨床

 

久しぶりに鍼灸の大家岡部素道先生の本を読みました。
鍼灸経絡治療という本です。
この中で岡部先生は興味深いことを書かれています。

 

 

「いずれにしても疾病の反応点としての経穴は、一定の場所に留まって顕現しているとは限らず、変転きわまりない様相を示すものである。」
、別のいいかたをすれば、ある患者の胃痙攣を梁丘穴で治したからといって、他の患者もその経穴で治るとはかぎらない。その患者の反応点でなければその効果が上がらない。」

 

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この反応点を知るのは脈ではなく触診なのです。
増永先生は切診切経とこだわりを持たれていました。
その理由は本の中に詳しく書かれています。

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