ここでお話する訪問マッサージは、介護系ではなく実費での出張マッサージの場合です。
出張専門の開業はよくある開業形態です。
私も最初の二年間は出張専門でした。
出張専門は患者の自宅に直接出向いて施術を行うというものです。
店舗構えての開業ではないので初期投資経費を抑えることができます。
とにかくお金がかからないのがこの開業スタイルです。
そしてとても喜ばれます。
店舗を構えると家賃、光熱費がドトっとかかりますが出張はほとんどかかりません。
月々の経費も大した額ではありません。
元での資金が少なく借りることも難しい場合にはおすすめの開業形態です。
出張訪問マッサージでのメリット
なんといってもお金がかからない。
貯金は貯まりやすいです。
出張訪問マッサージでのデメリット
- 体力
若いうちはいいのですが年齢も50歳に近づくと専門で行うのは体力的に大変だなと感じることがあります。
私は45才辺りで疲れるなと感じました。
当初はオートバイで訪問していましたが、歌の文句じゃないですが晴れた日ばかりではなく雨の日も風の日も雪の日も嵐もあり途中て軽自動車にしました。
それでもやはり夜中までやっていたのでちょっと疲れました。
専門でやるとなるとカラダに負担のないすくない環境を考える必要はあると思います。
- 開業する場所に左右される
需要のある地域かどうかの調査は必要です。
要はマーケティングの調査です。
口コミが発生しにくい。
口コミで患者が増えるということを期待できない。
人の家に行くというのはスゴイことなんです。
人のいろいろな状況知るわけですから、知り合いには紹介される確率は低いです。
また紹介したら忙しくなって自分がかかれなくなるという方もいます。
集客が気長に確実に継続的に新規の患者が集まるしたがって根気よく継続的に広報活動行う必要があります。
- 時間的なロスがある
移動による時間のロスも欠点の1つです。
都心だと大体15分くらいの移動時間で自転車でも結構な距離を移動できます。郊外だとその移動時間の交通渋滞等を考える必要があります。
私は自動車での移動の場合は20分くらいみていました。
他の地域ではリサーチされた方が無難だと思います。
訪問マッサージ指圧の地域を決めるポイント
ほとんどの方は自分の住んでいる場所で決める方が多いと思います。
それによって開業物件を選んでもいいと思います。
訪問する地域を決めることは大事なことです。
これが自分の商圏になります。
1キロ以内なのか、5キロ以内なのか。
ここはしっかりと線引きします。
院内の場合ですと、都心でチラシで効果が多いのは、半径1キロ圏です。
ここでは、訪問なのでもう少し範囲が広くなります。
郊外だと半径3キロ内にしておきます。
車やオートバイで20分圏内にします。
※相手の引っ越しなどで仕方なく40分という距離で仕事もしたことがありますが効率はかなり悪くなります。
あん摩マッサージ指圧の開業資金
一番お金のかからない開業は、訪問・出張按摩指圧マッサージです。
・制服とタオル
・移動手段(自転車。バイク、車)
・雨具
・電話または携帯電話
・広告宣伝費
・半年分の運転資金
昔は、地域の地図帳というのが便利でしたが今はスマートフォンのナビが便利です。
スマートフォンでのスケジュール管理も便利なので活用しましょう。
タオルは100枚くらい用意すると安心です。
問屋さんで日本手拭は一本300円くらいです。ネームを入れるともう少しかかります。
訪問・出張の按摩指圧マッサージ専門ですと大体運転資金を除くと電話があるものとします。
※問屋さんは東京ですと馬喰横山が有名です。一般の人は変えませんが一度訪ねていって相談したらビジネス登録しさえすれば購入することが可能です。日東タオルさんでたまにお世話になっています。
広告宣伝は
- チラシ
- インターネット[ホームページ]
- Google広告
- タブロイド紙
- タウン誌[ネットに切り替わって,ほとんど見かけなくなりました]
2010年くらいまではSEO対策といってキーワードを上位に上げていく手法がサイトから連絡をもらうのにとても有効でした。いまは駄目です。時間の無駄ですので素直にGoogle広告に申し込みましょう。
スター時に用意するもの
タオル 約30000円
移動手段 電動自転車 80000〜100000円
制服 30000円
インターネット広告 月々1〜x万円[任意]
チラシ印刷 10000枚 30000円
ホームページ 自分で作れる場合は月々3000円くらい[ドメイン代とサーバー代]
wixやjindoは無料でデザインもあり便利です。
ネットは、最初に勉強されて業者に依存しないように自分で、構築してみるというのがオススメです。
ただネットを使わないという戦略もあります。
その場合は口コミです。
時間はかかりますが一番確かです。
チラシは、地域の道を覚えるために自分で配ることが前提となります。
30万円前後+運転資金が最初に用意するお金となります。
場所によってはすぐに立ち上がる場合もありますが,こればかりは蓋を開けてみないと分かりません。
人は無理だと思っている場所でも成功すも人はいます。
私の開業時の資金内訳
わたしの場合は、平成元年辺りに開業しました。
13万程度でスタートしました。
当時の内訳は次の通りです。
原付のオートバイがありました。0円
損害保険(交通事故などの保険)
チラシ 7万円(当時は版下とか入れると1万枚でこの位かかり
ます。)
日本手拭い 100枚×100円=1万円
名刺 1万円(当時は名刺も高かった)
領収書に使う住所印と印鑑など 1万円
地域の地図(ゼンリン住宅地図) 1万円前後
制服 1着5000円×3枚 1.5万円
ポケットベル サービス
雨具等