スポーツマッサージとは何ぞや?

スポーツマッサージが体系化されたのは、スポーツマッサージの文献が紹介された1900年代に入ってから。
金子魁一氏が日本古来の按摩の手技を生かして、ヨーロッパ風のマッサージの手技を取り入れて日本式スポーツマッサージの体系を作ったといわれている。(芹澤勝助,星虎男  スポーツマッサージ.講談社,東京.1976)

>>>金子魁一 マッサージ講義(国会図書館デジタルアーカイブ)

昭和10年のベルリンオリンピック大会には、マッサージ師大川福蔵が水上部専属トレナーとしてオリンピックにはじめて派遣され、日本独特のスポーツマッサージを世界に紹介して注目された。(芹澤勝助,星虎男  スポーツマッサージ.講談社,東京.1976)小守スポーツマッサージ療院はスポーツトレーナーの体系を作った先駆者です。

現社長の井上良太先生のお父様の龍男氏が関東大震災後で疎開先の京都平安中学で野球部の選手にマッサージをしたら評判をとったというのがスポーツマッサージの走りだったそうです。
(参考スポーツ医学 2001 NO.29)

その後叔父の小守良勝氏を紹介し大学野球からプロ野球に広がっていき現在に至っています。
スポーツマッサージは東京オリンピックがターニングポイントではなかったかと思います。
その後のプロスポーツ、特にサッカーなどでは多くのスポーツトレーナーが活躍しています。

スポーツマッサージは、コンディショニングの調整、筋肉疲労の回復などを目的に行われています。
スポーツ外傷や障害を予防してくれます。
選手本人としては「勝ちたい」という理由で受けている方が多いように思います。

パフォーマンスが上がり記録が上がればという狙いがあります。
日本の按摩術とヨーロッパからのマッサージの手技が統合されて日本独特のスポーツマッサージの体系が確立されたものではないかと想像する。
按摩ばかりではなく活法と呼ばれる療法や、気の手当て、疲労回復、健康増進の療術などもいろいろな先生方の話をうかがえば含まれているように思います。

トレーナーの世界に入るには、トレーナーが教えられているあん摩マッサージ指圧・鍼灸学校がいろいろな話を聞くことができます。
スポーツ美容系に力を入れている学校が増えています。
紹介があるかどうかなどオープンキャンパスで聞いてみるのも大事ですね。

スポーツ業界の現場は増えたので゜チャンスは、大きく広がっています。
2020年はオリンピックで鍼灸師の参加もあると聞いています。

スポーツマッサージはスポーツマンのしなやかな柔らかい筋質に合わせたマッサージです。
痛いマッサージではありません。[スポーツマッサージは痛いから嫌だという人がいましたがそれはただのイタすぎるマッサージです]