学校で一つの形を習います。
その他に師匠を見つけたらマッサージ院で務めたりするとそこのパターンで習うことが多いです。
そのパターンを自分なりに膨らませて身につけていきます。
指圧の普及した一つには学びやすさというのがあったと思います。
圧すことに特化していきましたから。
特に慢性的なコリには持続圧が必要です。
あん摩の特徴の一つに揉むというのがあります。
母指揉捏。
これが使いこなすにはかなり練習が必要となります。
私がそこそこ使えるようになったのは半年くらい練習と現場で使い続けたからです。最初の三ヶ月間は3〜4時間ほど暇があれば揉捏の練習をしていました。
単調なリズムと皮膚の遊びを意識しつつ圧を入れて離す訓練をし続けていました。これが出来ないと揉み返しの大きな原因となります。
指圧に愛を感じている人はあん摩のことをよくいいません。
でも揉みが必要になる場はあるのですよ。
あん摩の単調なリズムは人を催眠に誘ってくれます。
さて本題「指圧とあん摩はそんなに違うのか?」
私は技が身についてくるとパターンが壊れてくるので必要なところに必要なリズムの技が出てくると思うので指圧とあん摩はパターンでやらなければ違いはないと思っています。これはあん摩の技が身についているという前提です。
コリの固さや深さ、感受性に応じて使い分けます。
また増永静人先生の提唱する「支え圧」の考え方は再現性も高くて見事だなあと思います。本を読んで試してみたら比較的簡単に出来ましたので。
生命交流または原始感覚が発現しやすく感動しました。
意識して患者と感応する方法は学校で教わることはおそらくありません。
私は感応する方法は増永静人氏の支持圧がベターだと思います。